boaをインストールしてシステムを再起動したら、boaの設定を行なっておこう。そのためには、Server Managerを起動する。
Server Managerがなくても、boaの設定を行なうことはできるが、それにはネットワークの知識が必要だし、Linuxの知識も必要になってくる。Server Managerで設定してしまったほうが簡単なのだ。
Zaurusの special kernel のv14bが出ていたが、ちょっとバタバタしていてまだバージョンアップしていなかった。
ちょっと時間が空いたので、カーネルの入れ替えをしてみた。いつやっても、やはりちょっとドキドキする。
カーネルを入れ替え、ターミナルでバージョンを表示させてみた。ちゃんと入れ替わっている。
これでベンチマークをとってみた。その結果がこの画面だ。ビュースタイルで、Integer time が 5.326、Floating point time が 7.406、Draw Text time が 10.186、Draw Graphic time が 11.356。
環境によって異なるが、そんな結果になった。
special kernel が出てから、ずっとそれぞれのカーネルでベンチマークを記録しているが、うちのマシンでは v12a のときがもっとも高速だった。そのときの画面を見ると、Integer time が 4.457、Floating point time が 6.150、Draw Text time が 9.130、Draw Graphic time が 9.825 という結果になっている。
v14bのペンチマーク |
久々に、リナザウ用の便利なソフトを見つけた。
Linuxザウルスを利用しているのだが、実に多くのソフトをインストールして使っている。外出時に原稿を書くには、もはやなくてはならないマシンだ。
このLinuxザウルス、ザウルスだからターミナルを起動して grep なんぞを起動すれば、文字列の検索など朝飯前……のはずなのだが、それがそうでもない。ターミナルを起動するという操作、コマンドラインで文字を打つという操作、そしてそのコマンドラインで日本語を扱うという操作、それらの操作があまり便利じゃないから、どうしても普通に使うにはターミナルなど起動したくない。
その文字列の検索を、GUIでできちゃうというのが、Joker's INN.のGUIGrepだ。その名のとおり、grep がGUIでできちゃう。
grepなどといっても、馴染みのない人も少なくないだろうが、まあ早い話、文字列の検索コマンドだ。そのまんまじゃん。
昔、まだWindowsが出るずっと前、MS-DOSの上でシコシコとアプリケーションを動かしていたとき、このgrepにはずいぶんとお世話になった。何でもかんでもテキストファイルで作成し、このファイルを grep で検索する。複数のファイルのなかから、指定した文字列にヒットした行を抜き出して表示してくれる。
これを応用すると何ができるのか? 住所録だの蔵書目録だのというのを作成し、これらを grep で検索するという使い方をしていたのだ。簡易データベースだ。
当然ながら、リナザウにもアドレス帳やシャープ純正のデータベース、あるいはPortaBaseのような高機能なデータベースソフトがある。ぼくもPortaBaseを蔵書管理なんかに使ってるが、よくできたデータベースソフトだ。
でも、もっと手軽に、ちょっとした調べものをするだけなら、grep のようなツールのほうが便利なのだ。それを可能にしてくれたのが、GUIGrepである。
これで指定したファイル、あるいはフォルダ内から、指定した文字列の入った行が検索され、ヒットしたものが表示される。
GUIGrepを起動し、検索したいファイルの入っているフォルダを指定し、検索文字列を指定。ワイルドカードを指定して、複数のファイルを検索させることもできる。文字列を記述したら、Enterキーを押せばいい。
たったこれだけのことだが、これが便利なのだ。MS-DOSで grep を利用していたときと同じだが、当然ながらGUIで操作できるし、ヒットしたものはコピーして、エディタなどにペーストすることもできる。いやあ、快適。
ところで、Windows用のgrepのいいソフト、どこかにないかなあ。
もうひとつ、実はこのリナザウにMovable Typeをインストールして使ってみようかなどと、秘かに画策してたりもします。いや、いろいろとモジュールが足りなくて、ちょっとやってみただけでまだ起動にいたってませんが、誰か使ってる方いらっしゃいませんか?