2004年05月16日

リナザウ用のGUIGrep

 久々に、リナザウ用の便利なソフトを見つけた。

 Linuxザウルスを利用しているのだが、実に多くのソフトをインストールして使っている。外出時に原稿を書くには、もはやなくてはならないマシンだ。
 このLinuxザウルス、ザウルスだからターミナルを起動して grep なんぞを起動すれば、文字列の検索など朝飯前……のはずなのだが、それがそうでもない。ターミナルを起動するという操作、コマンドラインで文字を打つという操作、そしてそのコマンドラインで日本語を扱うという操作、それらの操作があまり便利じゃないから、どうしても普通に使うにはターミナルなど起動したくない。

 その文字列の検索を、GUIでできちゃうというのが、Joker's INN.GUIGrepだ。その名のとおり、grep がGUIでできちゃう。

 grepなどといっても、馴染みのない人も少なくないだろうが、まあ早い話、文字列の検索コマンドだ。そのまんまじゃん。
 昔、まだWindowsが出るずっと前、MS-DOSの上でシコシコとアプリケーションを動かしていたとき、このgrepにはずいぶんとお世話になった。何でもかんでもテキストファイルで作成し、このファイルを grep で検索する。複数のファイルのなかから、指定した文字列にヒットした行を抜き出して表示してくれる。
 これを応用すると何ができるのか? 住所録だの蔵書目録だのというのを作成し、これらを grep で検索するという使い方をしていたのだ。簡易データベースだ。

 当然ながら、リナザウにもアドレス帳やシャープ純正のデータベース、あるいはPortaBaseのような高機能なデータベースソフトがある。ぼくもPortaBaseを蔵書管理なんかに使ってるが、よくできたデータベースソフトだ。

 でも、もっと手軽に、ちょっとした調べものをするだけなら、grep のようなツールのほうが便利なのだ。それを可能にしてくれたのが、GUIGrepである。
GUIGrep これで指定したファイル、あるいはフォルダ内から、指定した文字列の入った行が検索され、ヒットしたものが表示される。

 GUIGrepを起動し、検索したいファイルの入っているフォルダを指定し、検索文字列を指定。ワイルドカードを指定して、複数のファイルを検索させることもできる。文字列を記述したら、Enterキーを押せばいい。
 たったこれだけのことだが、これが便利なのだ。MS-DOSで grep を利用していたときと同じだが、当然ながらGUIで操作できるし、ヒットしたものはコピーして、エディタなどにペーストすることもできる。いやあ、快適。
 ところで、Windows用のgrepのいいソフト、どこかにないかなあ。

 もうひとつ、実はこのリナザウにMovable Typeをインストールして使ってみようかなどと、秘かに画策してたりもします。いや、いろいろとモジュールが足りなくて、ちょっとやってみただけでまだ起動にいたってませんが、誰か使ってる方いらっしゃいませんか?

投稿者 kazumi : 2004年05月16日 03:39

コメント
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?