2004年09月01日

ハリー・ポッター第5巻到着

 朝まで仕事をして、さて寝ようかなと思っていたところに、荷物が届いた。9:30a.m.Amazonからの荷物は、「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」(J. K. ローリング/松岡佑子訳/静山社)。予約開始と同時に申し込み、首を長くして待っていた本だ。

 早いところでは、今朝の5時から発売開始されたそうで、前日、つまり昨日の夜9時ごろから並んだ人もいたとか。

ハリポタ第5巻、日本で発売 未明の行列200人 - asahi.com : 社会

世界的なベストセラー小説「ハリー・ポッター」シリーズの第5巻「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」(静山社、上下巻セットで4200円・税込み)の日本語版が1日、全国一斉に発売された。初版発行部数は、日本国内の出版史上最多の290万セット。

 シリーズ全巻を読んでいるが、確かに面白く、読者が多いのも当然なのだが、しかしなあ、初版290万セットだもんなあ。ある意味、異常としかいいようがない。

 届いた本をひもとき、少し読んだけど、いつものJ.K.ローリング節。ついつい読みふけって、すっかり寝そびれてしまった。
 午後から近所の書店に様子を見に行ったら、入り口の特等席に平積みで100セット以上が積まれている。ああ、やはり異常だ。どのくらい入荷したのか知らないが、そんなに売れるんだろうかと他人ごとながら心配になってしまう。
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 ハリー・ポッターシリーズ第五巻
 1冊の本、というより2冊でセットなのだが、それがごく短期間で300万セット近くも出るというのは、出版界にとっては喜ばしいことではない。異常すぎるのだ。確かに面白いし、売れて当然なのだが、その数字がどうもおかしい。読書離れを加速させているとしか思えないのだ。

 じゃあお前も売れる本を書けばいいとか、売れる本を出せばいい、といった反論も出るのだろうが、売れればいいというわけじゃないのが出版の面白いところ。異常に突出した売れ方をする本が出ると、他の売れないが良書という本を食い、ますます売れなくなってしまう。

 まあ、いずれにしても、この2冊で2、3日は楽しめるから、いいか。

投稿者 kazumi : 2004年09月01日 19:11

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