●文字列検索ならgrep●
UNIXの定番コマンド。MS-DOS用にも移植されたり、また同じようなツールがWindows用にも作成されたりしており、利用したことのあるユーザーも少なくないだろう。ファイルから文字列を検索し、これを画面に表示してくれるツールだ。
たとえば、指定したテキストファイルのなかから、「SL-C」という文字が出てくる行を検索して画面に表示してみよう。ターミナルで「grep」コマンドにつづけて、検索文字列、検索したいファイル名を指定。さらにシフトJISの文字コードで記述されたテキストファイルなら、表示結果をパイプ処理でqkcコマンドに渡して文字コードを変換し、画面表示させてみるなら、次のように指定すればいい。
grep SL-C sample.txt | qkc
テキストファイルの場所は、カレントディレクトリでなければフルパスで指定する。これで指定したファイル内で指定した文字列の入っている行が、画面に表示される。
「grep --h」と指定すれば、オンラインヘルプが画面表示され、簡単な使い方もわかるはずだ。複数のファイルを指定することもでき、何かと重宝するコマンドだから、ぜひインストールしておくといい。
オンラインヘルプを参考に指定してみるといい。
grepの使用例。文字コード変換ツールを利用して、日本語の検索も行なえる。
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