また、やってくれました。去年の老害渦巻く野球界に斬り込んだように、今年は旧態依然とした出版界への進出です。
ライブドア、幻冬舎との合弁で出版社を設立~ブログを書籍化
ライブドアは10日、幻冬舎の100%子会社である幻冬舎ルネッサンスと合弁で「株式会社ライブドアパブリッシング」を設立することで合意したと発表した。インターネットと出版を融合した事業を展開するという。(INTERNET Watch - 2005/02/10)
その「新たな可能性」というのが、自費出版だったり、「新しい表現」というのがブログの書籍化や「電車男」だったりしたら、ちょっと嫌だなあ。
もちろん、そういうのもありだとは思うけど、それなら既存の出版社でも何とか手が出せるわけで、ライブドアが参入するなら、もっと違った形の出版を模索してほしい。硬直した出版界が、絶対手を出せないような、あるいは世界の見えていない編集者からは絶対出てこないような、そんなモノがあるはずです。
それは、「本」という形ではないかもしれない。既存のメディアにはないような形のものかもしれない。ライブドアが手を出すなら、そういうものを期待したい。