2005年02月11日

ライブドア出版社を設立

 また、やってくれました。去年の老害渦巻く野球界に斬り込んだように、今年は旧態依然とした出版界への進出です。

ライブドア、幻冬舎との合弁で出版社を設立~ブログを書籍化
 ライブドアは10日、幻冬舎の100%子会社である幻冬舎ルネッサンスと合弁で「株式会社ライブドアパブリッシング」を設立することで合意したと発表した。インターネットと出版を融合した事業を展開するという。(INTERNET Watch - 2005/02/10)

 このニュースによれば、設立の目的は「インターネットコミュニティに参加するユーザーに新たな可能性を提供することと、今までインターネットに触れる機会が少なかった方へ新しい表現を体験していただくこと」とか。

 その「新たな可能性」というのが、自費出版だったり、「新しい表現」というのがブログの書籍化や「電車男」だったりしたら、ちょっと嫌だなあ。
 もちろん、そういうのもありだとは思うけど、それなら既存の出版社でも何とか手が出せるわけで、ライブドアが参入するなら、もっと違った形の出版を模索してほしい。硬直した出版界が、絶対手を出せないような、あるいは世界の見えていない編集者からは絶対出てこないような、そんなモノがあるはずです。
 それは、「本」という形ではないかもしれない。既存のメディアにはないような形のものかもしれない。ライブドアが手を出すなら、そういうものを期待したい。

投稿者 kazumi : 2005年02月11日 08:00

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