●あの懐かしの3Dゲーム「DOOM」で遊ぶ!●
PrBoom

[ゲーム]
ソフト名 PrBoom
作者名/メーカー名 Alexandre Courbot氏
URL Alex' Home Page
バージョン 2.2.3-2
種類 GPL
対応機種 SL-C700/750/760

『Zaurus SL-C700徹底活用マニュアル』『Zaurus SL-C750/760徹底活用マニュアル』でも紹介した懐かしのゲーム「DOOM」ですが、原稿執筆時には画面が上下反転してうまく操作できなかったのですが、ライブラリファイルの変更によってうまく動作するようになりました。
 DOOMというのは、id Softwareが発売しているPC用ゲーム。Windowsが発売される前からMS-DOS用のゲームとして発売されており、世界中で大ブレークしたゲームです。
 兵士の視点で、あらわれる敵を撃ち負かし、ゴールに向かって進むゲームで、3Dゲームのはしりともいえるもの。しかもデモ版が無償配布されたこともあって、世界中のIBM PCで楽しまれたゲームです。インターネットが開放され、オンラインに対応したDOOMがあらわれると、DOOM対戦ユーザーが急増してトラフィックが増大して大きな問題になったことさえあります。
 そのDOOMが、SL-C700/750/760で動作します。必要なのは、次のファイルです。

 ・prboom_2.2.3-2_arm.ipk
 ・doomdemo_1.8-1_arm.ipk

 どちらのファイルも、作者のAlexandre Courbot氏のAlex' Home PageZaurus Pageからダウンロードできます。
 この2つのファイルのほかに、ライブラリファイルが必要になります。やはりAlex' Home PageのLibraries欄からダウンロードできます。
 ダウンロードできるのは、次のファイルです。

 (1)libSDL_1.2.6cvs-1_arm.ipk
 (2)libSDL-mixer_1.2.5cvs-1_arm.ipk
 (3)libSDL-net_1.2.5cvs-1_arm.ipk

 このうち、(1)のlibSDL_1.2.6cvs-1_arm.ipkをインストールすると、DOOMの画面が上下逆になってしまいます。そこでlibSDL_1.2.6cvs-1_arm.ipkの代わりに、阿川耕司さんのAgawaLib Sdl on Linux Zaurusのページから、libsdl_1.2.5-slzaurus20030704_arm.ipkをダウンロードして、これを利用します。
 つまり、DOOMをSL-C700/750/760で動作させるためには、次のファイルが必要になるわけです。

 (1)prboom_2.2.3-2_arm.ipk
 (2)doomdemo_1.8-1_arm.ipk
 (3)libSDL-mixer_1.2.5cvs-1_arm.ipk
 (4)libSDL-net_1.2.5cvs-1_arm.ipk
 (5)libsdl_1.2.5-slzaurus20030704_arm.ipk

 ちょっと面倒くさいですが、これらのファイルをすべてダウンロードして、SL-C700/750/760にインストールします。
 ただし、doomdemo_1.8-1_arm.ipkは約1.76MBもありますから、できればSDカードやCFカードにコピーしたほうがいいでしょう。

 PrBoomをインストールすると、ゲームホーム画面に登録されますから、この「Doom Demo」のアイコンをタッチして起動しましょう。
 DOOMが起動したら、[Cancel]キーを押ししてメニューを表示させ、ここから「Option」を指定。カーソルキーでメニューを選択し、[Space]バーで決定になっています。

 さらにOptionメニューから「Setup」を指定し、Setupメニューで「Key Bindings」を指定すると、キーの機能の設定が変更できます。ほとんどのキーは、そのままで大丈夫なのですが、ドアを開くときに使うキーが、初期設定では[Enter]キーになっています。このキーはSL-C700/750/760では別の機能になってしまうので、別のキー、たとえば[X]キーなどに割り当てておくといいでしょう。
 具体的には、メニューで「USE」を選択して[Space]キーを押し、変更可能状態になったら[X]キーを押します。これでキーの変更が行なわれますから、[Cancel]キーを押せばいいです。

PrBoom PrBoomのメニュー画面。最初にOPTIONSを指定して、キーの設定を変更しよう。

PrBoom サブメニューがあらわれたら、KEY BINDINGSを指定する。指定は、カーソル移動キーでメニューを選択し、[Space]キーで指定。

PrBoom キー設定メニューがあらわれたら、キーの設定を変更する。砲弾の発射キーが、初期設定では[Enter]キーになっているから、これを[X]キーなどに変更しておくといい。

 キーの設定を変更したら、トップメニューに戻り、「New Game」を指定しよう。さらにエピソード選択メニューになるから、「KNEE-DEEP IN THE DEAD」を指定。というより、DEMO版ではこのメニューしか選択できません。
 さらに今度は、レベルの選択です。通常は「HURT ME PLENTY.」になりますが、この手のゲームが初めてなら、もっとやさしい「I'M TOO YOUNG TO DIE」などを選択するといいでしょう。
 レベルを指定すると、実際にゲームが始まります。床に落ちているアイテムを拾い、あるいは敵を倒しながら進んでいきましょう。Demo版でも9ステージまで遊べますから、かなり楽しめるはずです。
PrBoom

最初のメニューから「NEW GAME」を指定し、新しくゲームを始める。

PrBoom

次はエピソードの選択。ただし、デモ版で選択できるのは「KNEE-DEEP IN THE DEAD」のみとなっている。

PrBoom

さらにレベルを選択する。通常の「HURT ME PLENTY.」をやってみて、歯が立たないようならもっとやさしいレベルを選択してみるといい。

PrBoom

ゲームが始まった。


 ここで秘技を。すでにDOOMは枯れたゲームだし、さまざまな解説本も出ていて、これらにも書かれていたことだからバラしてしまってもいいでしょう。
 ゲームを進めていくと、どうしても先に進めない場面もあるでしょう。そんなときに役立つ隠しコマンドです。

IDDQD  このコードは、Godモードを呼び出すコード。無敵となり、HEALTH(体力)が100%になる。
IDKFA  このコードを実行すると、7つのすべての武器が手に入る。手に入った武器には、それぞれ弾薬がつまっており、鎧の強度は200パーセントになっている。しかも、現在のレベルをクリアするために必要な隠されていたキー(ブルー、イエロー、レッド)が、すべて入手される。
IDSPISPOPD  究極の隠しコマンド。このコードを実行すると、文字どおりドアや壁を通り抜け、リフトを昇り、どこにでも、たとえレベルの境界線の外側にさえも行くことができるようになる。ただし、このモードに切り替えているあいだは、アイテムをひろうことはできない。

PrBoom

隠しコマンドを使うと、すべての武器が手に入り、HEALTHも100%で、たとえ撃たれても死ぬことはない。

PrBoom PrBoom
隠しコマンドを使うと、こんな場所にも行けるし、壁だってスリ抜けられる。




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