ウイルスバスター2006徹底活用マニュアル
入られない・盗まれない 失敗しないコツと設定
ウイルスバスター2006徹底活用マニュアル
・武井一巳
・メディア・テック出版発行
・2006/01/11発行
・ISBN4-89627-285-4
・1,800円+税
ブロードバンドによる高速・常時接続環境の普及で、いまや日本では世界でもトップレベルのインターネット大国になりつつあります。この高速・常時接続環境の普及によって、大きな問題も起こっています。コンピュータウイルスや不正アクセス、迷惑メール、そしてフィッシング詐欺やスパイウェアといった問題です。
フィッシング詐欺―実際の銀行やクレジットカード会社、ショッピングサイトなどを装ったメールを送り、そこにリンクを貼り付け、その銀行やショッピングサイトとそっくりな偽サイトに呼び込む。こうしてまんまとクレジットカード番号やパスワードなどを入力させてしまうのです。インターネットを利用している以上、この種の詐欺や犯罪に遭わないという保証はありません。これはインターネットに詳しいユーザーでも、騙される危険のある詐欺でもあるのです。
スパイウェア―Webページを閲覧したり、フリーソフトウェアなどをインストールすると、ユーザーが気づかないうちにインストールされているプログラムのことです。このプログラムは、パソコン内にあるユーザーの情報などを収集し、インターネットを経由してこれを送信する機能を持っています。
自分は安全な環境でパソコンを利用し、コンピュータウイルスやスパイウェアとは無縁だと考えていても、実際ほとんどのユーザーのパソコン内にスパイウェアが巣くい、ユーザーによってはウイルスさえ潜んでいると考えられます。スパイウェアなどは、文字通りスパイのように侵入します。この侵入を防ぐには、インターネットに接続しないことしか方法はありません。が、このインターネット時代に、それは不可能なことでしょう。
トレンドマイクロから発売されている「ウイルスバスター2006 インターネット セキュリティ」は、そんな常時接続時代に対応する個人ユーザー向けの強力なセキュリティ対策ソフトです。コンピュータウイルスや不正アクセスはもちろんのこと、フィッシング詐欺やスパイウェアの検出まで、コンピュータを守るための強い味方となるソフトです。
本書では、基本操作から個々の環境に合わせたカスタマイズの方法まで、最も効果的に活用できる設定法法を平易に紹介しました。