2007年02月27日

Seconf LifeにBook Off

 とうとうここまでてたか、というのが最初の感想でした。この春、日本でも始まるSecond Lifeですが、英語版Second Lifeに、あのブックオフ(Book Off)が進出し、バーチャル店舗を出店したそうです。

トピックス BOOK OFF

話題の仮想空間「Second Life」にて"遊べる"体感型のバーチャル店舗を出店!

話題の仮想空間「Second Life」にてバーチャル店舗を出店いたしました。
ブックオフの懐かしいCMを巨大スクリーンでストリーミング配信。


 ブックオフの店舗(BOOK OFF Second Life店)は、ShibuyaというSIM(島)にオープンされ、1階にはカフェ風スペース、2階、3階には本棚で作った3D迷路があり、この迷路を抜けるとアバター用のエプロンとはたき、オリジナルTシャツなどがもらえるそうです。

 仮想世界でありながら、リアルマネーが動いたりして、ちょっと気のきいた企業なら早めに手を出しておきたいというのは首肯けます。
 しかし、出版社が進出する前にブックオフができてしまうというのは、何とも出版の現状をあらわしているような。

 折しも、集英社の「月刊ジャンプ」が、6月発売の7月号で休刊するというニュースも出たばかりです。

ITmedia News:月刊少年ジャンプ休刊…出版不況に勝てず

月刊少年ジャンプ休刊…出版不況に勝てず
出版不況と多メディア化の流れは、ついに月刊漫画誌を代表するブランドまで飲み込んだ。集英社の月刊少年ジャンプが6月発売の7月号で休刊へ。


 それにしても出版業界は元気がありません。まあ、当然といえば当然で、このネット全盛時代にネットに対応もできず、旧態依然とした流通システムの上で営業してるんですから。まあ、いまだにネット上ではビジネスモデルが見えてこないというのも理由ではあるのでしょうが、対応がまったくできていない。だから主な収入源である広告にさえ見放されてしまうのです。
ITmedia News:ネット広告費、雑誌に迫る テレビなど4媒体は2年連続前年割れ

ネット広告費、雑誌に迫る テレビなど4媒体は2年連続前年割れ
電通が発表した日本の広告費調査によると、昨年のネット広告費は3割増の3630億円。ラジオの2倍を超え、雑誌に迫る勢い。一方でマスコミ4媒体は2年連続で前年割れとなり、今年もマイナス予測だ。


 出版界だけでなく、新聞やテレビなども低迷しはじめているのですが、これらのマスメディアのなかでは出版がもっともネット化に乗り遅れているといっていいんじゃないでしょうか。
 楽をしてきたツケが回ってきた、というべきかもしれません。

投稿者 kazumi : 2007年02月27日 13:47 | トラックバック |


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