2004年08月25日

青山ブックセンター営業再開

 ここでもお伝えした青山ブックセンターですが、日本洋書販売の支援で再開されることになったそうです。

経営再建中の「青山ブックセンター」、営業再開へ - asahi.com : 文化芸能
経営再建中の書店「青山ブックセンター」を支援している日本洋書販売(洋販)は24日、同書店の青山本店と六本木店の営業を9月29日から再開する、と発表した。また、広尾店は同11日に洋販の子会社の書店「流水書房」の広尾店としてオープンする。

 しかし、出版事情が好転したわけでもなく、景気がそれほど回復してきたわけでもありませんから、前途は多難だと予想されます。

 青山ブックセンター(ABC)は、独自の棚揃えやブックフェアなどでも定評があり、これもかなり評価されていました。それが時代に合っていたのか、出店場所の土地に合っていたのかなどの問題もありますが、独自の色が出ていた書店としては、かなり営業努力を行なっていた書店です。

 もちろん、書店としての営業以上に、出資先の倒産という大きな要因があったものの、しかしあのABCさえも、というのが閉店の報を聞いたときの偽らざる感想でした。
 まあ、その独自性やファンの多さから、洋販が支援の手を差し延べたのでしょうが。しかし、出版界が不況なのに変わりはないわけで、これからも大変でしょう。

 その出版界の新しい道が、少し見えてきました。という話は、次の機会に。

投稿者 kazumi : 2004年08月25日 04:55

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