ハードディスクがクラッシュした。
今回はクラッシュなんてもんじゃない。突然、ギュルギュルギュルと鳴きはじめたかと思うと、トックントックンと鼓動を鳴らし、ギューンといって電源が切れた。
原稿を書いたりネットにつないだりするマシンではなく、その原稿を書くときに補助的に使うマシンのハードディスクだ。テレビ番組の録画を行ない、ビデオファイルを保存しておいたりもする。
原稿を書くとき、最低2台のマシンを使っている。1台は、原稿を書くマシン。もう1台は、その原稿の内容に沿った画面、ソフトの動作やダイアログボックスなどの画面を、キャプチャするマシンだ。
1台でもできるが、原稿書きマシンに新しいソフトや試用ソフトをインストールして走らせるのは、ちょっと恐い。ソフトやインストールの組み合せによっては、暴走したりすることも多々ある。
あるいは、強制的にソフトをハッグアップさせ、その画面をキャプチャしたり、ハードディスクをフォーマットし、その様子をキャプチャしたりすることもある。
ときには、ウイルスを走らせ、その様子を画面キャプチャすることだってある。もちろんそんなときは、ネットから切り離し、画面をキャプチャしたあとに、ウイルス駆除をしたり、必要ならハードディスクをフォーマットすることだってある。
一時期、セキュリティ系の解説のためにウイルスを収集していたことがある。いまでも少し集めているが、最近のウイルスはシステムの奥に隠れ、なかなか姿をあらわしてくれないし、システムをダウンさせたり、勝手にメールを出したりと「絵」にならないから、最近は集めていない。集めておいたウイルスが、ウイルス対策ソフトに勝手に駆除されてしまったこともあり、それ以後は収集熱もさめてしまった。もちろん集めたウイルスは、厳重に隔離している。
原稿を書くためには、そんなことも必要なのだ。そのために、常時2台のマシンを使う。
そういえば、ケータイWatchでスタパ齋藤さんが、原稿書きの環境を公開していた。
ケータイWatch スタパトロニクス
これらハードウェア上で“主に原稿を書くために”使っているソフトウェアだが、まずテキストエディタとして秀丸エディタ、日本語IMEとしてジャストシステムのATOK17 for Windows、電子辞書ソフトとしてシステムソフト電子辞典シリーズとジャングルのデジタル類語辞典シソーラスを使っている。
ぼくも似たようなソフトを使っている。IMEが異なっていたり、電子辞書ソフトはほとんど使わなかったりするが、エディタは当然ながら秀丸エディタだ。かなり早い時期(93年)に、秀丸エディタの解説書を出したこともある。
原稿書きの環境やツールについては、いずれここでも紹介したいと思う。いまはクラッシュしたハードディスクだ。
しょうがないから、新宿に出たついでに、さくらやで新しいハードディスクを買ってきた。でも、その後の環境作りがひと苦労だ。