2004年06月22日

あまったリナザウの使い道

――リナザウどこでもブログ(1)――

 仕事の都合で、発売と同時にシャープのSL-C700を購入したのが2002年12月のことだった。以来、C750、C760、C860とずっとこのLinux Zaurusを追いかけてきたが、実はメインでいつも利用しているのは、SL-C760に落ち着いている。

 C760が発売されたとき、正直に言えば、これは好きになれないなと感じた。それまでのシルバーのデザインと比べ、C760の蓋は真っ白で、ご丁寧にも大容量バッテリーを覆う裏蓋が、白の安っぽいプラスチックだったからだ。
 そのひと月前に発売されたC750は、逆に真っ黒な蓋になっていた。俗に言う「ピアノ調塗装」というやつだが、使い慣れたC700と比べると、何とも形容しがたいデザインだった。

SHARP ザウルス SL-C760 もちろんデザインだから、好き好きだ。人によっては、この白が好きだの、この黒光りがたまんないだの、やっぱりC700のシルバーよ、だのと言いたい放題なんだろうが、やっぱりなあ、好きになれないよなあ、というのが最初の感想だった。

 ところが、C760を使い続けていくうちに、このデザインが何となく好きになっていったのだから不思議だ。見ようによっては、ちょっと大きなiPodみたい(んなわけ、ない)で、まあ白もいいかな、なんて思いはじめたのだ。前面に、大きなシールを貼ってしまったためかもしれないけど。

 その後、後継のSL-C860が発売されたが、今度は「シャンパンゴールド」のデザインになった。これがシャンパンゴールドか? という反論もあるだろうけど、それはC860の発表時にシャープの発表に記されていたのだ(PCWEB)。

SHARP ザウルス SL-C860 このC860もしばらく使ったし、解説本を書くために使い倒したが、結局いつも利用するのは、なぜかC760に落ち着いてしまった。デザインが、あまりに違いすぎたからかもしれない。

 Linux Zaurusは、PIM機能はあまり利用していないが、出先からWebを見たり、メールを送受信したり、あるいはエディタで文章を書いたりと、かなり日常的に利用している。もっとも利用しているのがHancomSheetで、これは経費の計算のために使っている。次がPortaBaseで、蔵書の管理などに利用している。

 この程度の使い方では、当然ながらC760で十分間に合う。となると、C860が余ってしまうわけで、余ったから、じゃあオークションで売ってしまおうか、なんて話もあるが、またLinux Zaurusの解説書を書くかもしれない、なんて可能性もあるわけで、やはり手元に残しておきたい。

 で、ふと考えた。じゃあ余ったC860をサーバにして、これでブログなんぞやってしまおうか、と。それが間違いのもとでした。

投稿者 kazumi : 2004年06月22日 00:16

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